二人の様子をさとった関根が口をひらき、
「すみません。私がご迷惑をおかけしたみたいで・・・」申し訳なさそうにあやまる。
「私、今日は帰りますね。これ、お土産だけでももらってください。おいしいって話題のポテトチップスとジンジャーエールとか、まあその辺で買っただけの差し入れですので」
「いやいやっ、関根さんすみません、僕が呼んだんですから関根さんは悪くありません」照が引き留めようとするものの、
「いえいえ、こういうことはやはり女性の心象が第一ですから。またの機会に」そそくさと関根はテーブルの上に袋を置いて帰ろうとする。
明里はテーブルの上に置かれた袋の中をちらっと見た。
「あっ、このポテトチップスって期間限定の味。全然手に入らないってSNSでもトレンド入りしてたやつですよね!」ポテトチップスに興味を示し大きな声をあげた。
関根が振り返り答える。
「喜んでもらえてよかったです。今朝、ちょっと早い時間に、用事があったもので。試しにディスカウントストアの前を通りかかったんです。そうしたらちょうど入荷したばかりで店頭に商品を陳列してたんですよ。だから買えたんですよ。すごいおいしいっていうから、楽しみですよね」



