「何なの?信じられない。そうやってなし崩しで、寝取らせようとしてるんでしょ!いい加減にして」
「してないよ。ほんと話だけだから。今時、同意の無い寝取られは性加害だから犯罪だから」
「もうラブホテルにもう一人呼ぶ段階で、性加害事案なんだけど」
照は平謝りしながら、パンツだけ履いて腰にバスタオルをまく。明里も急いで下着をつけ服をしっかりと身につけている。
「全部着ちゃうんだ?ちょっと薄着くらいでいいんじゃない?」照が質問する。
「ふざけないで!変な男に隙を見せられない」とピシャリと断られた。
照が恐る恐るドアをあけると、四十代くらいの細身の男が立っている。白いTシャツの上に紺のジャケットを羽織っている。どこにでもいそうな男だ。照は念のため男に確認する。



