「それでも?ってなんか引っかかるけど」
「すみません、それが!興奮します。でも本当に明里は他の男とセックスしてみたいと思わないの?」
「あんまり思わない。むしろ怖いし、気持ち悪い、っていう重いのがまさっちゃう。他の人とセックスしてみたい女の人なら確かにいい機会なのかもしれないね。でもそんな人ばっかりじゃないと思う。その場合、女性のメリットないよね?」
「確かに。女の人って寝取られのメリットとか、興奮って難しいね」
その時、突然ホテルの部屋のインターホンが鳴った。
「え、なになに!?」慌てる明里。
「あ、そうだった言い忘れたけど、ちょっとスペシャルゲストを」
「え、ふざけないでよ。どういうこと。ここラブホテルだよ、ゲストって何?」
「3人分の料金を先に払ってるから大丈夫。フロントにも後から来ること伝えてあるから」
「そういうことじゃないってば。一体誰なの一体?追い返してよ」明里は怒りつつ狼狽えている。
「わざわざ呼んで来てもらったのに、追い返すなんてできないよ。ちょっと、ね。ちょっとだけだから、話だけでも聞いてみようよ」



